「過去にこだわるものは、未来を失う。」

 先週,ちょうど先週ですね,彼女と別れました。5年と1ヶ月と1週間と4日…でしょうか。1865日くらいになるんですか。長かったですね。終わってしまいました。
 ほんの1ヶ月ちょっと前には,5周年を祝ってTDL行ったりなんかしていてですね。なんでも終わりというのはあっけないものです。終わらないだろうと思っていたものも,突然,終わるわけです。きっと,世界の終わりなんていうのもそんなもんでしょう。
 まぁ,いろいろあって,いろいろ考える機会がありまして,将来について本気で考えたんですね。自分のことと,二人のことを。そうしたときに,あぁ,無理かも知れないな,と思ってしまった。何が無理かっていうのは,ここには書きませんけども,この人と別れるのは時間の問題だ,と確信してしまった。相手はそんなことないようだったけれど,僕自身がそう思ってしまった。僕は重要な決断に関しては本当に慎重に考えるのだけど,慎重に慎重を期して考えるだけに,基本的にそこで下した決断は揺るがない。僕と彼女はあっけなく別れました。メール一往復と,電話一本で。


 本当にあっけなかったけど,それだけに,別れ方は綺麗だった。美しかったと思う。彼女は最後まで美しかった。っていうと,死んだみたいですが。あぁ,この人は本当にいい女だなぁと思いながら電話を切りました。ずっと我が儘ばかりで僕を困惑させることも多かったけれど,最初で最後にして最大の僕の我が儘を受け入れる器を彼女は持っていた。


 決して「ごめんね」を言わずに,「ありがとう」とだけ。5年間,楽しかった。ありがとう。