デトロイト・メタル・シティ

見てきました。
総じてよかったと思います。
やはりあのダイナミックなサウンドも込みで楽しむという意味でも、映画館に足を運ぶ価値はあって良かったです。


以下ネタバレ。




まずは原作のキャラクターの再現がかなり忠実なのがすごい。
漫画や小説の実写化ってファンに評価されない場合が多いけれども、このDMCに関してはそこはかなりクオリティは高かったように感じました。
特に松雪泰子さんはさすが女優だなって関心しましたw
見る前は
「もーアソコびしょびしょだわ!!」
とかの台詞とかどうすんだろとか思ってましたが、普通にちゃんと言ってたし。
喋り方とかもいろいろイメージ通りというか。
ただDMC信者役の岡田義徳が、木更津キャッツアイのウッチーにしか見えなかったんですけどw


それからストーリーについてですが、漫画における時系列とはだいぶ異なって編集されてましたが、根岸君・クラウザーさんにまつわる数々の伝説的事件を限られた放映時間に収めるという意味では、かなりよく工夫されてるなぁと感じました。
まぁ終盤の原作とのストーリーの違いについては、映画化の時点で多少の改変があることくらいは誰もが予想つくことなので仕方ないでしょう。
改変の仕方としても普通に良かったと思いますし。
ただ何点か是非盛り込んで欲しかった、心残りのシーンが。


・資本主義の豚
・公開自殺のシーンにおいて、はっきり「公開自殺」という台詞
クラウザーさんが実家で俊くんに勉強を教えるシーン、すなわち、
  「1582年織田信長本能寺の変で討った相手は?」
  「クラウザーさん!」
  「いや、、まぁ実際はそうなんだがな、、表向きは明智光秀ということになっているのだ」
 のシーン
(※記憶で書いているので台詞は正確ではありません)


まぁ資本主義の豚については映像的にNGっぽいので仕方ない気はしますがw
ただ他2点に関しては入ってても良かったかなぁと。
まぁ3点目は尺的に難しくても、2点目の台詞はあるかないかでだいぶ違ったと思うなぁ。
DMCを初めて読んで、「この漫画ヤバい!!」って思った衝撃的なシーンだったしw



あとは作中の曲ですかね。
普通にかっこいいんですがw
DMCの曲は普通に好きです、はい。
それから金玉ガールズはパンクバンドという設定で、さらにSEX PISTOLS信者ということで、最近のパンクというよりもどっちかというとピストルズよりのパンクっぽい感じの曲調だったのが良かった。
細かいなぁって思いました。
まぁあとジーン・シモンズとかはもう前々から話題になってたけどすごすぎるだろJK
いやほんとそれこそ作中でジャックがDMCに闘いを挑んできたのと同じくらいの衝撃でしょ。



というこんな感じで、DMC信者の人たちにとっても、基本的には満足のいく内容だったと思います。
おもしろかった!