市場の失敗

高校で政治経済を勉強しているときに、市場の失敗がいまいちわからなかった。まぁなんかうまくいかなくなるんだろうな、くらいであとは「市場の失敗」というキーワードに「公害」とか「公共財」というキーワードを結びつけていたに過ぎない。そして受験対策上は(少なくともセンター対策上は)それで十分だった。
今回の経済学の講義を通じてやっとその意味とかメカニズムが理解できた。でも、じゃぁ生徒に説明してみてと言われたらこれがなかなか難しい。やっぱり高校生に必要な程度で説明しようとすれば「公害とかによってパレート最適じゃなくなっちゃう」くらいにしか言えない。でも実際高校生の時僕にはそれじゃぁ納得いかなかった。直接的に経済活動には影響を及ぼしていないのに(技術的外部性)、なんで?って感じだった。やっぱりちゃんと説明しようと思ったら余剰分析を通して説明しなきゃそのメカニズムとかがわからないだろう。
とかいいつつ今これを書きながら考えてて、結局余剰分析においても公害とかの影響をコスト化して考えているわけであって、そう言えば納得するだろうか。んー、でもやっぱり難しい気がする。
やっぱり高校生に必要な知識としては高校の参考書に書いてあるあたりが限界なんだろうか。。
まぁそんなちゃんとに理解が必要な生徒なんてそういないから別に良いか。