宝くじについて

先日宝くじ一枚買いで300円当てたという話をしましたが、宝くじと言えば、確率を勉強した人であれば誰しもが一度はその期待値について考えようと思う材料の一つじゃないでしょうか。僕もその例外ではなく気にはなっていたわけですが、その計算の単純さにもかかわらず、というかむしろその計算の単純さが故にまともに自分で計算したことはありませんでした。データさえ揃えば計算するのは簡単なんですけどね、まず何等が何枚でててっていうデータを整理して入力するのがめんどくさくて、というかそれがすべてなんですけどね。その入力さえできれば表計算ソフトでポチッとやってやればすぐにでるわけですが。まぁとにかくめんどくさい、ただそれだけの理由で計算したことはありません。
しかしまぁ気になるモノは気になるわけで、「まぁどうせ馬鹿みたいに低い値なんだろーな」とか思いつついたわけですが、インターネットというのはまぁ便利なモノで「宝くじ 期待値」で一発ググってみればいくらでもデータがだされているものなんですね。
それで何個か見てみたところ、もちろんおの宝くじの種類にもよりますが年末ジャンボとかその類であればおおよそ140円〜145円といったところのようです。買値の半分以下ですね。思っていたよりは高いなぁというのが僕自身の感想ですが、みなさんはいかがでしょうか。
さて、数学的には期待値が買値を割っているので、結論としては「買うべきでない」となるわけですが、それじゃなんだかつまらないですよね。味気ない。期待値が低かろうとなんだろうと「買わなきゃ当たらない」ってやつですからね。数値による判断というのは必ずしも絶対ではないということですね。
さて、宝くじなどの場合買う買わないの判断を期待値に求めるというのはばかばかしい、というのが僕の結論であって、僕としては一生3億円の夢を追いかけていこうと思っているのですが、問題は「何枚買うか」だと思うんです。一枚300円といえど束買いすれば3000円。2束で6000円。案外投資額も馬鹿になりません。
そこで結論から言ってしまえば、僕は「一枚買い」をお勧めします。僕はあまり数学が得意じゃないので、話の単純化のために、一等だけに話を絞ってしまえば、一枚買ったときに当たる確率は1000万分の1です。百分率にして0.00001%。これを仮に十枚買ったところで0.0001%。その変動は微少なものでしかなく、ほとんど無視できる変化でしょう。つまり、一枚買っても十枚買っても全くといっていいほど確率は変わらないということです。
もちろんもっと低い等級について考えれば十枚買う意義はあります。しかしその辺のけちけちした話をしてしまっては最終的には「期待値計算的に買うべきでない」という当初の結論に陥ってしまって本末転倒といいますか、夢がありません。あくまで夢を買うのが宝くじですから。
まぁ途中確率の話とかしときながらこんな結論だすのもインチキくさいですけど、
男は一枚買いで億狙いです。
まぁ数学が得意で暇な方がおられたら、買うことを前提にして何枚買うのが一番合理的か、みたいな計算してみたらおもしろいんじゃないでしょうかね。