意志薄弱性症候群

wantとかshouldとかっていう(助)動詞は実際僕らの意思にどれほどの働きかけがあるかって考えた場合に、意志薄弱な僕らにとってはそれほどの効果を持たないんじゃないかって思った。あれもしたいこれもしたいあれもすべきこれもすべき、じゃぁ自分は何ができたか。―nothing.
結局mustだとかhave toとかっていう状況になるまで僕らはそう行動を起こさない。でもこういった「ねばならない」精神は決して僕らにポジティブな影響を与えるのではなくて、wantだとかの状況に比べたらどう考えたって効用は低い。
だから僕はなるべく意志薄弱性症候群にはならないように、思い立ったらなるべくすぐに行動するようにはしている。とはいっても今はそもそもあまり行動的なwantは起きなくて、ほとんどの場合want to study somethingな感じだから、とりあえず本を買ってそれを読む。それで大概の僕のwantは満たされる。
最近は憲法とかキリスト教とか国際情勢とかを勉強したくて、前二つはとりあえず「誰でもわかる!」みたいな入門書を読み、後者はNEWSWEEKをしばらく継続して読もうと思っている。自分ではそこそこの教養人と自負していたのに、また自分の無知に恥ずかしくなる。
ところで余談ですがみなさんmustとhave toの違いはご存じですか?大学に入ってから英語でレポート提出とかなんかあったときにそれほど意識していない方も多いのではないかと思うんですが、若干の意味合いの差があります。
両者ともおおよそ義務系と推量系すなわち「ねばならない」と「にちがいない」という意味を持ちますが、前者に差があります。
mustというのは<話者自身の判断によってくだされる義務>であって、一方have toは<社会的通念等によってくだされる義務>を意味します。
だから厳密には使い分ける必要があるらしいんですけど、実際にネイティブの人がどこまで使い分けているのかは分析したことがないんでわかりません。ただとりあえずまぁ知っていて損はないんじゃないでしょうかね。
ちなみに推量系の「にちがいない」の方も本当は若干の差があったらしいのですが、今日的にはほとんど一致しているらしいです。
以上豆知識でした。