レッドクリフPARTⅠ

レッドクリフ見てきました。
一言で感想を表すならば、
つまんなかった(´・ω・`)

もうちょっと言うと、
・良かったところ
小喬林志玲(リン・チーリン))かわいい!!
・悪かったところ
全体的に中途半端。


以下ネタバレ含みつつ詳細な愚痴などなど。




1.孔明があんまりすごくない。
諸葛亮孔明といえば、仲間からは天才軍師として慕われ、敵からは鬼神として恐れられるほどの偉才の持ち主として有名なはず。
しかし作中ではそのすごさがあまり感じられない。
例えば単身呉に乗り込んで孫権を説得するシーン。
呉の保守派の老臣たちとの激しい論戦などは、孔明の英知と弁舌の象徴じゃないかって個人的には思ってたのですが、それがほとんどなかった。
孔明だからこそ同盟を組めた!」感が全然なかった。
あと、「八卦の陣」なんかは画としてはスケールがでかくて「おー」って思ったけど、なんか中身があほくさかった。
あんな計にかかる方もかかる方だよ、みたいな。


2.劉備があんまりすごくない。
全然人徳なさそう。
そもそも2時間半という映画の枠であれほどの人徳を描くなど不可能かもしれないけど、それにしても脇役過ぎたかなぁ。
まぁテーマが赤壁だけにしょうがないかもしれないけど。


3.曹操があんまりすごくない。
なんか描かれ方が短慮で欲望のままに動く人間みたいな感じだった。
僕の中のイメージとしては、曹操はあくまで天下を手中におさめるという大なる野望の下での赤壁の戦いだったけど、作中ではあたかも小喬という一人の女のためだけに戦いを始めたかのように描かれてた。
そんな小さい人間ではなかったはず。


4.甘興
って誰!?ってずっと思いながら見てた←
オリジナルの人物だそうですね。
一応甘寧をモデルとしてるみたいですね。
まぁいろいろ理由はあるんでしょうけど、なんかもっと他に策はあった気がする。


5.武将少ない!
名だたる名将が全然出てこない!
まぁあんまり三国志知らない人にとってはそんないっぱい武将が出てきても混乱するかもという配慮なのかもしれないですけど。
出てきた武将等(有名人)は
曹操劉備関羽張飛趙雲孔明孫権周瑜魯粛孫尚香小喬
くらい?
あと張遼などほぼ名前だけみたいな感じででてきた人もいたけど。
個人的には趙雲が阿斗を救い出すシーンで、張郃が立ちはだかるあたりとかは再現して欲しかった。


6.戦闘シーンが無駄に長い
なんか友達がやってる三国無双を見ている感じ。
それはそれで見所の一つではあるんだけど、やたらと長い。
もういいよって思うくらい一つの戦いが長くて、こうゆうのを冗長っていうんだなって。
同じくらい戦闘シーン長くするにしても、単純に武将が敵をなぎ倒すだけのを繰り返すんじゃなくて、孔明の策をもっと詳しく壮大に再現するとかいろいろあったと思う。
まぁここをまとめると、
「迫力があって見所ではあるけども冗長」


7.根本的に作品構想が。。。
なんかホントにPARTⅡに向けての壮大な予告編という感じが否めない。
ハリー・ポッターとかロード・オブ・ザ・リングなど、全数部作として作られたものはもちろん終わり方は「つづく」って感じな訳だけれども、それでもやはりその1作の中で当然「起承転結」があったはず。
しかし今作に関しては「起」だけみたいな。
なんか盛り上がる場面、感動する場面がなかった。


8.無駄なシーンが多い
上記7とかぶるけど、全体的に「そこ必要?」って思うシーンが多かった。
周瑜甘興と老人の水牛の件とか、馬の出産の件、孫権の狩りの件などなど
孫権の狩りの件に関しては、だったらもっと孔明との絡みを・・・ということになる。



こんな感じですかねー。
まぁ実際我々が吉川英治文庫などを読んでつくりあげたイメージと、実際の史実は大きく隔たりがある部分は当然ありますから、「人物関係などが違う!」などとは簡単に言ってはいけないわけですが、それにしてもそれ以外の部分で(映画作品として)イマイチな部分が多かった気がする。
結構説明とかも割と丁寧に加えていたけど、あの説明を必要とするような三国志を知らない人にとっては足りないし、ある程度知っている人には要らない情報だったり。
いわゆる帯に短し襷に長しというやつ。
劉備のわらじを編むシーンとかは個人的には割と好きだけど、知らない人にとっては意味不明。
張飛の書を周瑜が手に取ったときにキレたのとか、知らない人にとっては基地外にしか見えない。
などなど。



とはいってもまぁやはり壮大なシーンは映画館で見なきゃ味わえない感動はあるし、戦闘シーンは迫力ある。
またキャスティングもかなり良い感じだったと思う。
特に関羽張飛周瑜はかなりイメージ通りw
そして何よりも小喬かわいすぎです。
ベッドシーン最高←

林志玲(*´Д`*)




最後に今回の総合評価。
★★☆☆☆



以上です。
あー、名前の変換めんどくさかった←