日常分析

今日で企業法の入門基礎期の授業が終了し一段落しました。次の授業は夏前くらいから始まる上級授業になるので、しばらくは授業はありません。
しかしそう考えると、もう会社法に関しては専門家とまではいかないにしてもセミプロくらいにまではなってるわけですよね。いわゆる論点問題を除き、普通の条文を指摘して答える問題に関しては本試験レベルのものが普通にできるわけです。
企業法に限らず各教科でだいぶ専門的な論点に入り込んできており、だんだんと専門家に近づいているような、そんな実感があります。
監査論と租税法の授業が3月から開講で、それまでだいぶ時間があるので、企業法が授業としてはなくなった今、会計学の勉強をしっかりとやっていきたいと思います。


さて、今日の授業では金融商品取引法が扱われたのですが、会社法が会社全般にわたる規定を定めているのに対して、金融商品取引法では主にいわゆる上場企業にあたるような会社に対する規定が定められています。僕が通うTACも上場企業であり、金融商品取引法の適用を受けます*1
そして今日はそんなTAC株式会社の有価証券報告書の一部のコピーが配布され、その分析というわけではありませんが、「こうゆうもんなのかぁー」といったかんじで授業内で少し取り上げられました。
先ほどの話にもつながるのですが、こうやって少しずつ会計の勉強を進めていくことで、有価証券報告書であったり、貸借対照表損益計算書などの財務諸表の内容が少しずつ理解できるようになってきました。このようにして、自分がいま勉強していることが単なる机上だけでのことではないことがわかると、また勉強の励みにもなりますよね。
今自分が目指している専門分野について、何か日常の出来事に応用されているものだったり、実務で使われているものを目の当たりにしたりすると、非常にいい刺激になります。そして、やはりそれはただなんとなく勉強しているだけではなかなか気づかない部分であると思うし、だからこそ普段の生活やニュース等について自分なりの分析をしてみるというのは、その分析があっているかあっていないかということにかかわらず、重要なことだと思います。

*1:完全に上場企業=適用というわけではありませんが