僕は実はバンドマンです。まぁ趣味の範囲ですけど。今でこそ勉強のためにほとんど音楽活動はしていませんが、高校時代はその青春をバンドに捧げた(と思っている)ほどです。もちろん大学に入ってからもバンドサークルに入りました。HR/HM系のサークルです。
さて私事で恐縮なのですが、実は今付き合っている彼女と付き合う前に仲良くなったのも音楽がきっかけで、まぁ当時僕がやっていたコピーバンドの音楽がまさに彼女の好きなバンドだったというような感じで。その当時(高2の時)やっていた音楽というのは例えばELLEGARDEN,GOING STEADY,SUM41などなど、邦楽洋楽問わず、まぁその辺のジャンルをやっていたわけです。まさに高校生って感じですね。それから高3になってからは少しジャンルを変えてL'Arc~en~CielとかJanne Da Arc,X JAPANなどなど、まぁそっち系にいきました。高2→高3へのこの変化は一見突然に見えますが、僕ら自身としては実に自然な流れであって*1。それから、やっぱり高校生だったので「ライブで盛り上がる曲」というのが常にコンセプトとしてはあったので、その部分では共通していると思います。そういうわけで僕は高校時代はとにかく激しい曲を好んでやっていましたし、その流れで現在HR/HM系のサークルに入っているわけです。
ところが最近僕が聞いている音楽と言えば専らJ-POP。今も絢香を聴きながらこれを書いています。バンドサウンドで好きなのはRADWIMPS。これもHR/HMとはほど遠い音楽。なぜこうなってしまったのでしょう。
まず一つにあげられるのはベースラインの問題。いかんせん僕のようなベーシストにとってHR/HMのほとんどの曲におけるベースラインというのは単調に聞こえて、曲全体として聴く分にはまだよくとも、コピーして弾こうという気にはなれないんです。やっぱりベーシストだって目立ちたいんです。
でもそれ以上の原因としてあげられるのは、僕の根っからの厨精神だと思うんです。僕は中学の頃は周りがオレンジレンジを聴いている中「オレンジレンジ(笑)」と思いながらX JAPANを聴いたり、高校の頃は周りがBUMP OF CHICKENを聴いている中「バンプ(笑)」と思いながらIRON MAIDENとかMEGADETHとかを聴いたりしてたわけです。「俺はマジョリティーにはならねぇぜ」みたいな。そんな僕だから今周りがガチャガチャうるさい音楽しか聴かない中で「メタル(笑)」とか思いながら絢香を聴くわけです。
彼女は大学に入ってからはいろんなライブに行くのにはまっているみたいで、僕と音楽の好みがかぶっていることもわかっているので、当初は結構いろんなバンドのライブに誘ってくれてたんです。でも僕は最近はもうこの調子なので「そーゆーバンドのライブってうるさいし疲れる」といって断っていたら、「バンドマンの言葉とは思えない」と呆れられてしまいました。そしてついに先日絢香のコンサートに誘ってもらっちゃいました。僕は二つ返事で行くと答えました。*2
きっとこの厨精神はずっと治らないんだろうなぁ、と思っています。

*1:元々メンバーみんな後者の方がやりたかったものの、バンドの技術的な問題でいわゆる簡単といわれるバンドから入った

*2:まだチケットはとれていませんが