簿記あれこれ

簿記やってる人ならいろいろ共感できたりしそうだけどそうでない人にとってはなんのこっちゃな日記書きます。
会計学とはすなわち仕訳学である」なんて言う人もいるらしいんですが、まさにその通りで簿記勉強している人はもう何千何万(そんなにはないか)という仕訳をきってきたことと思います。そんな中でいちいち勘定科目を馬鹿丁寧に毎回書くわけにもいかないので、みんな思い思いの略し方をしていることと思います。
まぁ思い思いとはいってもある程度のおきまりの略し方ってあるんで、大体何パターンかにわかれるところでしょうか。
売掛金なんかだと比較的画数もそれほど多くない勘定ですが、何せ登場回数がやたらめったら多い(というか毎回)ので、これをいちいち下書き用紙に「売掛金」と丁寧に書く人はいないんじゃないかと思います。僕なんかは「UK」って書きます。「U(うり)K(かけ)」って感じです。他には「売×(金)」って書く人も多いんじゃないでしょうか。「×」で「かけ」。
ちなみに売掛金がUKなら<買掛金>「KK」です。もしくは「買×」ね。
それから減価償却費>はたぶんほぼ全員が一致しているんじゃないでしょうか。Depと書きますよね。depriciationの略です。
とまぁ減価償却費がでてくれば次は減価償却累計額>なんですが、これがまた数多くの勘定科目の中でもなかなか画数の多い科目でね、これをいちいちちゃんと書く人なんていないと思いますよ。これは統一的な略し方みたいなのはなさそうなんですけどどうですかね。ちなみに僕は「る」ですよ。「る」。平仮名一文字。
平仮名一文字にしちゃうのは他にもあります。例えば<その他有価証券評価差額金>なんていうアホみたいに長い勘定科目もあるんですが、こんなの「そ」ですよ。ちなみに同時にでてくることの多い<投資有価証券>「投」繰延税金負債「くりふ」って書いてます。
ここまで書くと簿記わかる方は、「『そ』じゃ<その他資本剰余金>だってあるじゃん!」ってお思いかもしれませんが、そんなの文脈というか雰囲気ですよ。大体わかりますよね、普通。ちなみにそういうからにはその他資本剰余金も「そ」です。まぁ「その他」って書くときもありますかね。
あと連結会計、特に成果連結の仕訳をきるときなんかにおすすめの書き方があります。(ここからの内容がわかる人は相当限られてしまいますが…)
親子会社間取引の相殺及び期末商品の未実現利益の控除の連結修正仕訳で、
売上高 ××/売上原価 ××
利益剰余金前期末残高 ××/売上原価 ××
売上原価 ××/商品 ××
という仕訳をきる場面がありますよね。ここで、
S ××/C ××
り ××/C ××
C ××/商 ××
ときって、「えすしーりーしーしーしょー」っていう風に音で覚えちゃうと早いです。
これってみんなこうやるのかな?わからないけど僕はこれで基本的に間違えたことないです。(もちろん仕訳の意味は理解していないとだめですが。)
さて、話は逸れましたが、僕が<その他有価証券評価差額金>に並んで嫌いな勘定科目に、<過年度建物減価償却修正損>があります。こいつは「そ」に比べたら登場回数は圧倒的に少ないんですが、でてくるとうざい!解答用紙の枠におさまったことがことがない!「そ」も然りですが。
本試験で勘定科目を答案用紙に書くことは基本的にはないですが、この科目の長さどうにかならないもんですかねぇ、会計のお偉いさん方たち。
っていうかそもそも「財務会計論」って学問名自体が画数多いもんな!