厨日記

 ゼミ合宿行ってきた。前々からわかっていたけど、やっぱりうちの先生は偉大だと思った。僕らのような一端の大学生からすれば雲の上のような存在の人が、わざわざ僕らのレベルにまで降りてきてくれて、人対人としてコミュニケーションをとってくれているというのはやはり大変恵まれた環境にいるのだと思った。決して「当たり前」のことではない。


 自分もいずれ、他人から「すごい」と思われる存在になれるのであろうか。いや、「自分がすごい人間になれるのか」。


 自分が他人にすごいと「思われたい」のか、自分が実際にすごい人間に「なりたい」のか。これまで判然としなかった部分があるけれど、いやむしろ、自分の実際がどうであれ、前者の段階にまでいければ十分と思っていた節があったけれど、やはりそうではない、実際に自分がすごい人間になりたいんだ。
 他人は褒めてくれる。すごいねって言ってくれる。今でも十分すぎるくらいに、みんな褒めてくれる。尊敬してるって言ってくれる。嬉しい。でも、自分で自分がすごいとはまだまだ思えない。そこのギャップに、なんだか虚しさを覚える。


 もしかしたら僕は非常に贅沢なことを言っているのかも知れない。いや、贅沢だ。ある程度他人から認めてもらえていることを実感できるということ、それ自体めちゃくちゃ幸せなことだ。それはまぁわかっているつもりではある。


 じゃぁ自分がすごい人間になれたのかどうかはどのようにしてわかるのだろう。結局は他人の評価が基準をなるんじゃないだろうか。




 まぁよくわからんのだけど、とりあえず、やっぱいずれは博士号とりたいなって思ったことをくどくどと遠回しに言ってみたらこうなった。