定額給付金

ついに定額給付金などを盛り込んだ第2次補正予算が可決されましたね。定額給付金制度の是非はともかく、せっかく12,000円もらえるなら何か有効に使えないかと考えてみました。一応政府の方針としては定額給付金の目的として「生活支援」と「景気刺激」を柱に据えているわけで、貰うからにはしっかりと彼らの意向を汲み取ってあげたいと個人的には思っています。ただし、生活支援とは言っても僕はそこまで困窮しているわけではないので、少しでも景気刺激の足しになればいいなぁと思うところです。
従って大前提として「貯金はしない」。しかし、おそらく世帯主である親が手続等を済ましてくれると思うのですが、一体うちの場合は振り込みなのか直接現ナマを受け取るのか。まぁどうでもいいっちゃどうでもいいのですが、普段銀行預金を完全にカード払い用にしている僕としては今回口座に振り込まれた場合、口座開設以来初のお引きだしとなります。(本当にどうでもいい)
まぁ現ナマでもらえたにしても自分でATMまで行ったにしても、とりあえず手元に12,000円用意されました。さてどうしよう。
1.iPod購入(およそ17,000円)
「ぇ?今更?」と思うかも知れませんが、去年の4月にMP3プレーヤーが壊れて以来音楽プレーヤーなしの生活を送っています。わざわざ高い金出して買い直そうとも思わなかったけど、この際だから買っちゃおうという考え。
→およそ5,000円予算オーバー。そもそも今までなくて不便じゃなかったんだから今更いらないのではないか。
2.本購入。(予算自由)
これは有意義でしょう。今島耕作が欲しいんです。大人買いしたいなぁと。
→本は毎月経常的に買っているから、今回の臨時的なお得感が得られないのではないか。
3.かばん購入。(予算自由)
だいぶ前から新しいかばんが欲しいと思っていたところ。この際だから買ってしまおうと。
→予算自由とは言っても12,000円ではだいぶモノに限りがある。おそらく欲しくなるものは大体12,000円を超える。
と、この辺まで書いて気がついたのですが、結局僕本性的に貧乏性で、金貯めたい人なんですよね。なんやかんや理由つけて出費を抑える癖があります。なんだか簡単には決まらなそう。。やっぱり12,000円て少ないですよね。どうせやるならもっと大盤振舞してくれればみんなも大盤振舞して景気刺激になるだろうに。この程度じゃ結局みんな貯金して終わっちゃう気がします。
でも僕は今回は絶対何かには使いますよ!
おそらく「自分がこの12,000円使ったところで景気刺激になんか・・・」と思っている人もいるでしょう。しかし、ひとりひとりがしっかりと「この12,000円をなにがしかに使おう!」と思って消費することが景気刺激につながっていくのだと思います。
不況というのも、将来が不安だからみんな貯めてお金を使わなくなって、っていうことが大元にあります。誰かが使えば上向きになるかも知れない景気も、みんなその「誰か」は自分じゃない、もしくは自分がやったところでみんなもやらなかったら割を食うという思惑から、結局誰も使わなくなっちゃうわけですよね。いわばチキンレース状態なんです。
そこでこの定額給付金が景気回復の一助となるかどうかですよね。この12,000円。せっかくただで貰ったものは、もともとなかったものだと考えて必ず何かに使いましょう。
決して僕自身この政策が良策とは必ずしも思っていないというか、もっと他の方法もあるのではないかと思うのですが、しかしこの政策が良策となるか愚策に終わるかはある意味では国民一人一人にかかっているわけです。みんながただ愚策愚策言って、とりあえず貰えるモノは貰っておこう、でも使いませんみたいなスタンスだと、景気も回復しないし、結果本当に愚策だったね、で終わってしまいます。でもそれでいいのでしょうか。
この総額2兆円。諸費用込めれば3兆円近くになります。これはもちろん税金、国民のお金です。これを使うからには無駄に終わらせてはもったいないです。この政策が良いか悪いかの議論は様々あると思いますが、やると決まったからには少しでも良い方向に持って行く努力を国民自身がするべきではないでしょうか。
僕は専門家ではありませんから、一人一人が努力したところでどの程度の効果が現れるのかなどはわかりません。費用対効果で言えば、最良時でもやらなかった方が良かった、という数字になるかも知れません。しかし、もう決まったのです。であれば、少しでも効果を現出させる努力をしなければなりません。
まだろくに税金収めていない僕が言うのも変な話ですが、自分たちで払った税金は無駄にしたくないというのは共通の認識だと思います。
ただただマスコミに踊らされて麻生批判を繰り返すのではなく、自分たちでできることは少しでも努力するべきではないでしょうか。
経済なんていうのは結局人々の精神、気持ちに依存しているものです。乱暴な言い方ではありますが、金を使うか使わないか、景気を良くするか悪くするか、というのも、僕らの気持ち次第ということです。


以上、最近世間を賑わす話題に対して僕の思うことでした。