公認会計士試験概要

短答式だの試し受験だの当たり前のように書いていて、一般の人にしたらなんのこっちゃって感じかもしれないので、一応公認会計士試験の概要をざっくり書いてみたいと思います。

公認会計士になるには

司法試験などと違って特に受験資格というのは設けられていません。試験に合格すればいいということです。

1.短答式試験

毎年5月に実施。ただし、2010年度試験からは前年12月にも行われ、年2回になります*1
科目は、企業法、管理会計論、監査論、財務会計論の4科目。
合格判定は総得点の70%を目安にして行われます。ただし1科目でも40%に満たない科目がある場合は不合格となる場合があります。

2.論文式試験

毎年8月に実施。短答式試験合格者のみ受験できます。
科目は、会計学財務会計論+管理会計論)、企業法、監査論、租税法、そして選択科目*2の5科目。
合格判定は総得点の52%を目安にして行われます。ただし1科目でも40%に満たない科目がある場合は不合格となる場合があります。

短答免除

短答式試験に合格すると、以後2年間については短答式試験が免除されます。つまり論文式試験だけということになります。
つまり僕が今年の短答にもし受かっちゃったりとかしちゃうと、来年は短答式が免除されるわけです。

科目免除

短答式、論文式いずれも、総得点では合格に届かなくとも、科目ごとに合格する場合があります。合格した科目については以後2年間については試験免除されます。

免除規定について

まぁ免除規定とかあるわけですけど、科目免除ってことはつまり全体としては不合格だったわけだし、短答免除って短答受かったならそのまま論文も受かるのが一番って話です。
ちなみにこのほかにも特例的な免除規定もあります。例えば司法試験合格者なんかは企業法と民法が免除されます。たしか。

* * *

ざっくりこんなところでしょうか。あと誤解のないように言っておくと、論文式試験に合格してすぐに公認会計士登録がされるわけではありません。監査法人等で実務経験をし、さらに補習所というところに通いながら最後に修了考査に合格して晴れて公認会計士を名乗れるという感じです。
まぁ興味ある人は公式のHPとかでちゃんとに調べた方がいいですよ。試験合格後の話とかは僕もよくわかってないんで。←
以上を踏まえて今度の短答式試験に対する僕のスタンスは、
・あくまで試し受験(本目標は2010年試験)だから短答合格(短答免除)とかになったらラッキーだな
ということ。
とりあえず今できることを着実にやります。

*1:2010年試験は、2009年12月短答、2010年5月短答、2010年8月論文が行われる。短答式についてはいずれか合格すればよい。

*2:経営学、経済学、統計学民法より1科目選択