よりよい資本主義社会をめざして

 「よりよい資本主義社会をめざして」なんてたいそうなタイトルを掲げてみましたが、単なる愚痴です。今までそこまで深刻に考えていなかったけど、よくよく考えてみればもうおかしなことばかりで、実際に就職活動を少しずつはじめてみて真剣に考えてたら腹立つようなことばかりで。かなり感情的な部分もあるので、おかしなこと言ってるところもあるかもしれませんが、ご了承ください。というか、気兼ねなくご指摘頂けると嬉しいです。


 もう、まず、切実に直面しているのが、こんだけ頑張って内定もらえなかったらどうしよ、ってこと。まだ一個も結果出るとこまで行っていないんで、崖っぷちとかそういうアレではないんですけど、なんてったって一般就職と違って持ってるカードが少ないんでね、一個一個の重みが半端ないです。
 もちろんね、会計士試験受けるために一生懸命勉強したから(そして受かったから)絶対に優秀な人間だなんて言えるわけじゃないし、会計士だから絶対に就職からあぶれることがないなんていうのも、まぁそれはそれでおかしな話にはなると思うんですけど、でも就職できないのに長い時間勉強する人なんて今後いるのかって話じゃないですか。
 僕自身は、正直、受験一回目だし在学生だからと思って甘く見ていた部分があって、今のところも「なんとかなるかな」って思ってる部分もちょっとあるんですけど、同時に危機感も非常に感じていて、いや本当に4法人のうち1つも内定でなかったらどうしようっていう。


 考えられるシナリオとしては、まず1つには内定+合格。これがベストです。もう文句ありません。いや、正確には文句あるんですけど、ちょっと贅沢な文句なので、仕方ないです。少なくとも、現状で一番いいに決まってます。
 次に、不合格。内定の有無にかかわらず、不合格。これはもう仕方ないですね。就職とか言ってるような場合じゃなくて勉強しろってことになりますね。就活はまた来年、みんなが決まってる中やることになるでしょうね。かなり怖い、リスクのあるシナリオですが、こればかりはもはやどうしようもない。
 そして、内定なし+合格。ある意味でこれが一番怖いのかも知れない。今回内定もらえなかったら、合格発表後にも一応採用活動あるんで、そちらでもう一回やることにはなるんですが、あんなのどうせ名目的な採用活動にきまってるんで、ほぼ絶望的。そうなると、まぁ、一般就活に混ざることになるのかな、って感じですね。それでまぁ一般企業に就職決まればそれはそれでベターなのかもしれませんが、そうなってくると、俺なんのために勉強してたのかな、って。それに、監査法人にも就職決まらなかった人が一般企業に行けるのかっていう疑問も大いにありますし。


 加えてですね、上に「贅沢な文句」と言いましたが、仮に無事監査法人に内定決まったとして、まぁそれで十分なんですけどね、贅沢を言えば、給与水準が・・・という感じです。まぁ、もちろん、初任給の全国平均に比べれば良い水準なのは確かなんですけど、2,3年前入社の人たちに比べたら年間で100万くらい違うと言われています。少なくとも、昨年入社の人たちで既に50万くらい減っていて、今年はもっと減らされる可能性が高いです。
 すごく個人的な感情で言えば、2,3年前に比べたらずっと厳しい試験を受けて、この処遇か、と。まぁ、試験の難易度に関してはあまりアレですけど、関係ないですけどね。


 もうね、とにかく一貫して言えるのは、頑張った人が報われる社会になって欲しいということ。採用活動の本番はこれからなので、僕にはまだ可能性があるのですが(というか、完全に「負けて」しまってからではこういうこと言いにくそうだったので今書いているみたいな部分もあるのですが)、少なくとも、既に去年から厳しい環境におかれている人もたくさんいますし、会計士業界だけでなく、司法試験合格者ですら職にあぶれている時代ですからね。
 ことさら、「我々はいっぱい勉強したんだ!だから偉いんだ!」なんて言いたいわけではないんですが、やっぱり、どうしても「こんなに我慢してきたのに」とかっていう気持ちはありまして。


 やっぱりね、いろいろ深く考えたときに、「あぁ自分は監査がしたいんだな」って思うところがありまして、まぁこの資格を目指したことに後悔はないんですけどね、ただ多少本当にこれでよかったのかなって最近になって考えることもあるというのも事実なんですよね。



 ここまで書いてですね、前言撤回というか、やっぱり「勉強してきたんだ!自分は偉い!」って気持ちありますね、どうしても。考えとして短絡的ですし、愚かなのもわかってて、だからこそ一回さっき否定してみたんですけど、本音はそうはいかないです。そこらじゅうで遊んでたり怠けてる人がいる中で俺はこんなに頑張ってきたのにっていう思いは全受験生持ってると思います。
 こういう努力が報われない社会というのは社会主義ならともかく、資本主義社会においてはおかしな話です。


 常々僕は、努力自体が偉いなんてわけじゃないというのは主張してるんですけど、少なくとも一般に「三大国家試験」と言われるような試験に合格した人の努力が報われないようじゃ、今後誰が弁護士や会計士を目指すのですかね。
 僕は、今では明確に「監査がしたい」という思いがあるんですけどね、会計士目指したきっかけなんてせいぜい「給料よい」とか「そこそこ休める」とか、まぁそういう「おいしい」部分に注目しただけで、基本的に大学生で目指してる人なんてそんなもんだと思うんですよね。弁護士にしてもそうでしょうけど、「なれればバラ色!」みたいなイメージがあるからこそ、アホみたいに大変な試験とわかってて受けるんです。


 まぁ、愚痴連ねようと思えば同じ事を何度も言葉変えて言い続けてしまいそうなのでこんへんで終わりにしておきますけど、やはり我々はそういう時代に生まれてきてしまったと嘆くしかないのですかね。はじめから正解なんてない社会。


 環境のせいにするという愚かしい行為かもしれないけど、究極的にはそこに行き着いてしまいますよ、愚痴というのは。


 そうですね、せいぜい、「負け犬の遠吠え」となることのないように、1つでも内定でるように、頑張っていきたいと思います。2年前はこんなつもりじゃなかったんですけどね。


 まとまりのない文章で申し訳ないです。



追記。
早速祈られ童貞卒業した。
あと3枚。