公認会計士の生の声

今日はサークルのバンドの練習がありました。
今は10月ライブに向けての練習なんですが、今僕がくんでいるバンドのメンバーには公認会計士の先輩がいるんです。
その先輩は昨年の公認会計士試験で一発合格、現在4年生で大手監査法人に勤務しています。ちなみにその先輩もTACでした。
今日はその先輩から伺った話を少し。
普通にいろいろ話したわけですが、ここではあえてわかりやすくQ&A形式で書いてみます。
ただしあくまでもその先輩の極めて個人的な話であることに注意ですね。




Q.監査楽しいですか?
―A.つまらないよ。はっきり言って。なんていうか、自分は大手監査法人なわけだけど、大手だと監査時におけるマニュアルがぎちぎちに決められている。
だから「こうした方がきっと効率いいのに」とかあっても意味がない。
それだけに「こんなこと別に誰でもできるじゃん」とか考えることも多いよ。
今は監査の仕事にはそれほどやりがいを感じてないから、大学卒業してからもう少し経験積んだら機を見てもっと自分の好きなことを自由にやりたい。例えば独立して自分の事務所開くとかね。


Q.じゃぁ中小の監査法人なら割と自分の意見も通りやすいんじゃないですか?
―A.んー、自分は中小ではやってないけど良く聞く話では、中小の監査法人はそもそもクライアントが少ない。だからいろんな業種の監査はなかなかできないかも。
それに、中には大手から監査を断られたような企業も、中小は(抱えてるクライアントが少ないため)クライアントに持たざるを得ないから、それだけリスクも高い。
まぁでも確かに自由は自由だし、自分の背負う責任も比較的大きい。
そうゆう意味ではやりがいは大手よりは感じられるかも。
だからそうゆう意味では結局一長一短なんだよね。


Q.僕は将来コンサル志望なので、監査法人に勤めたら株式上場とかにも興味があるのですが?
―A.なんか「株式上場したい!!」って依頼にくる企業って、その「したい!!」って言ってる経営者ばっかりぶっとんでて(要はワンマン)、いざ調査してみると内部統制とか企業全体を見るとボロボロみたいなことがよくある。
それでそうゆう経営者の人は頑固な場合が多くて、「いや大丈夫」みたいなことで一点張り。
そんな感じでなんやかんやでいろいろめんどくさいみたい。


Q.公認会計士ってやっぱり忙しい?
―A.意外にそんなことない。っていうか今はむしろ暇なくらい。
もちろん決算の時期、例えばこの間の7月あたりなんかは第一四半期があったりでかなり忙しかったけど、それ以外は本当にやることなかったりする。
一応定時とかあるけどあってないようなもので、普通に昼頃に出勤してくる先輩会計士とかもいる。
パソコンに向かってなんか一生懸命仕事してるなぁと思ったらヤフオクでチケット探してたりとか。
暇な時期は結構そんな感じで、そうゆう意味では監査法人はすごく居心地いいかなぁ(笑)


Q.今の時期って中間決算とかじゃないんですか?
―A.あぁ、今まさにそうだけど、監査はそのあとでしょ。だからこれから少し忙しくなるね。
でも意外に結構会社法監査だけで中間の監査いらない企業とかもあるからそれほどでもないかなぁ。


Q.じゃぁ監査法人って家庭持ちたい人にとってはかなり良さそうですね。
―A.そうだねぇ、忙しいときは忙しい、暇なときは暇。メリハリがあって、だから休みもとれるし、何よりもそれでいて高給だからね(笑)




もっといろいろ話しましたが、まぁ大体こんな感じですかね。


もう一度。
これはあくまで僕の先輩から聞いた極めて個人的な見解なので、この話がすべての公認会計士、すべての監査法人にあてはまることではないということに注意してください。